佐野弘美 道議は、北海道議会予算特別委員会最終日、総括質疑で、「JR北海道への支援」と「温泉施設の硫化水素対策」を知事に迫りました。

予算特別委員会で総括質疑に立つ佐野弘美 道議 2017年3月21日

JR北海道支援を道主導で

JR北海道は分割民営化当初から大幅な赤字経営が見込まれ、その補てんとして国から経営安定基金を手当されました。しかし、毎年500億円程度と見込まれた運用益は、初年498億円から大幅に減少し続け、29年間の累計で4,300億円もの不足です。
それにたいする国の助成は600億円、無利子貸し付けが1,200億円に過ぎません。
「この事実をふまえ、国にどのような財政支援を求めるつもりか」と質問しました。
知事は「JR北海道の持続的な経営構造を確立するため、実効ある支援が講じられるよう国に求めていく」との答弁にとどまりました。
「利用者の立場にたってどう取り組むのか」とただしても、知事は「私自身が先頭に立って・・・公共交通ネットワークと地域交通を守るために取り組む」と答えるのみで、佐野道議は「具体性に欠ける。地域の声を受け止め地域に寄り添って北海道の鉄路を守るよう行動すべき」と指摘しました。

硫化水素対策の推進を

道内の温泉で入浴客が倒れて2年半。環境省の全国調査で硫化水素濃度が基準値を超える施設について、北海道だけは数値等を報告せず、公表もしていません。
濃度測定や安全対策に努めているのに利用客が半減するなど、風評被害も生じています。佐野道議は、観光資源の安心と信頼のために公表するよう迫りました。

それまで道は概要のみにとどめ、数値等は公表しない方針でしたが、知事は「国の新基準を見極めつつ、(公表)方法を検討する」と答えました。